テープ起こしってどんな仕事? 稼げるの?やってみた感想やメリットをご紹介!
テープ起こしは、私が在宅ワークを始めるきっかけとなったお仕事です。
あるテレビ番組で在宅ワークが取り上げられていたのですが、その中でテープ起こしのお仕事が紹介されていました。
そこでは女性タレントがテープ起こしのお仕事を実際にする様子が放送され、報酬が口座に振り込まれるところまでが放送されていました。
一つのお仕事を完了して、1万円ほどの収入になっていました。
その番組を見て、在宅ワークってこんなに高収入の仕事があるんだ!と初めて知り、興味を持ちました。
それでは詳しく「テープ起こし」についてご紹介していきます。
テープ起こしってどんな仕事?
テープ起こしとは、録音された会話データを聞き、それを文字に起こしていくお仕事です。
会議などで発言をデータ化したくても、会議中に全てを文字に起こすことは大変難しい作業です。
そこでその会議を録音をしておいて、あとから文字に起こすというのがよくあるお仕事です。
また、インタビュー記事が雑誌で文字化されていますよね?それもテープ起こしのお仕事によってなされたものです。インタビューのテープ起こしもとても多い案件です。
テープ起こしはどれくらい稼げるの?
ここでテープ起こしの相場をはっきりと記載できれば良いのですが、正直言って会社によって待遇は全然違います。
1分単価50円から80円、急ぎのお仕事で200円を提示しているところなど様々です。
トータル1時間の音声で3000円から6000円が妥当な料金と言えるかなという感じです。
もちろん、会議やインタビューはまだまだ長いものが多いので2時間分のテープ起こしで1万円超えという高収入も見込めます。
どれくらいの作業量に対していくらくらい稼げる?
報酬のおおよその相場が分かっても、問題はどのぐらいの作業時間がかかるかです。
それはタイピングの速さで全く違ってきます。
また、テープ起こしは慣れも重要です。
ですので、初めてのお仕事で高収入!と簡単に考えるのはやめた方が良いでしょう。
テープ起こしに慣れている方でも1時間分の音声を起こすのに4〜5時間ほどかかると言われています。
つまりテープの長さの4〜5倍ですね。
初心者となればその倍以上はかかると言っても過言ではありません。
タイピング自体も不慣れな方は1時間分で数日かかると思っていた方が良いでしょう。
そこから作業量と報酬を換算すると、ある程度の時給が見えてくるかと思います。
実際に私も初めて受注したお仕事は4、5日かかったと記憶しています。
2回目3回目のお仕事で、2、3日で完了できるようになったので、まだ回数を重ねたらより早くなると思います。
実際にテープ起こしをやってみた感想
実際にテープ起こしのお仕事を始めようと思って最初に感じたのは、テープ起こしのお仕事を発注する方は、経験者を好む場合が多いことです。
また、高単価なお仕事の為、応募者も殺到します。
その中で経験者と同じ単価で見積もりを提出していてはとても選んでもらえません。
初めは我慢我慢で、みんなより低い単価での受注は必須のようです。
私も初め、何も知らずに相場通りの見積もりを提出し、数件発注してもらえずにいました。
そこで思い切って低い単価で「経験を積ませて下さい!」と見積もりを提出すると、発注していただくことができました。
それがテープ起こしの初めてのお仕事でした。
初めてそのテープ起こしの案件を経験した感想は、正直言うと低単価な上に思っていたより大変…と心が折れそうになりました。
またその内容は夫婦の会話だったので、本題以外の会話も含まれていたり、普段の話し言葉ということもあり、それを文字に起こすのはなかなか大変でした。
慣れていなかったので、時間もかなりかかりました。
ただ、それだけのお仕事を終えたときの達成感はとても大きなものでした。
さらに、それ以降はその経験をアピールし、次のお仕事を受けることできるようになったので、この我慢の1件は大変ではありましたが意味のあるものだったと実感しています。
ちなみにその次に受けたお仕事は、インタビューの文字起こしでした。
おそらくモニターの仕事をされている方の個別インタビューだったと思われます。
こちらの方が、インタビューということで、きれいな言葉遣いでとても聞き取りやすく、文字に起こすのもやりやすく感じました。
2回目というだけでも少し慣れてきており、単価も上がったので気持ちの面でも大分違いました。
テープ起こしのメリット・デメリット
メリット
・1件のお仕事で高収入
大体のお仕事は1時間以上の音声が多いため、1件のお仕事で1万円前後になることが多いです。
小さなお仕事をコツコツ積み重ねるのが苦手な方には特におすすめです。
・タイピングスキルアップ
音声を聞きながらただひたすら文字を打ち込むというシンプルな作業のため、数をこなすとタイピングスキルもアップすると思います。
タイピングスキルが上がれば他の在宅ワークにも活きてくるので嬉しいですね。
・経験を積めばたくさんの仕事を受注できる
経験を積み、お仕事のスキルがアップすればより多くのお仕事を受注することができます。
速くて質の良いお仕事ができるようになれば、自分の時給は上がって、発注者もいい物を受け取れるとWINWINな関係が築けますね。
・完全在宅でお仕事ができる
データをネット上でやり取りができるので、完全に在宅でお仕事を行うことができます。
外出が難しい方や、時間の読めない子育ての合間にお仕事するのにおすすめです。
・達成感がある
とても集中してお仕事に取り掛かるので、完了したときはとても達成感があります。
また、発注者の方から労いの言葉を頂いたり、実際に報酬が支払われるとよりやり切った気持ちでいっぱいになります。
デメリット
・初めは受注しにくい
経験談でもお伝えした通り、初めての方は受注がなかなか難しいです。
応募条件に経験者のみと記載されている場合も少なくありません。
初心者でも受けてくれる案件に、低単価での見積もり提出や、経験を積みたいという思いを伝える必要がありそうです。
・慣れるまでは単価がとても低い
先ほど挙げた通り、初めは経験を積むために低い単価でのお仕事スタートが必須です。さらに初めてとなれば、作業時間もかなりかかってしまいます。
時給換算すると悲しい結果に…。数件先の高収入に向けて、初めは我慢が必要です。
・根気がいる
人の会話を文字にすると一見簡単そうな作業に見えますが、想像以上に根気がいります。
「えー」や「あー」など意味のない言葉は“ケバ取り”と言って省くことができますが、人の話すスピードは普段思っているより早いです。
何度も同じ部分を聞きなおして、打っていくという作業になります。
テープ起こしの詳しい作業内容
ここまででテープ起こしのお仕事の内容をある程度お伝えしてきましたが、改めてまとめてみようと思います。
1. テープ起こしの依頼がくる
音声データが発注者から送られてくるので、その音声を文字に起こしていきます。
TextやWordなど、どのツールを使用するかは発注者とのやり取りで決まります。
2. テープ起こしを行う
仕事の依頼を受け、ツールも決まったら作業を始めます。
“ケバ取り”と言って意味のない言葉は省くことができます。
しかし、意味のない言葉と判断をするのも難しい部分ではあります。
どうしても聞き取れない部分や意味が理解できない言葉は指示された記号に置き換えて入力します。
また、誰の発言か話者ごとに分ける必要があるので、単純に聞いた言葉を打ち続ける作業だけではありません。
3. 文字データを納品する
渡された音声全てを起こし、文字化されたデータを発注者に送るとお仕事完了となり、報酬をもらいます。
初心者向けテープ起こしの仕事の始め方
先ほどからお伝えしている通り、テープ起こしは高単価なお仕事のため応募者が大変多いです。
それでいてひとつの在宅ワークサイトで、一日数件登録されるかどうか…といったところです。
また、経験者が好まれる傾向にあるため、まずは低単価で経験を積ませてもらうことから始めましょう。
サイトによっては初心者でも同条件で発注できる場合もあるので、数件見積もりの断りが来たら、低単価での提案に移るのもありだと思います。
また、テープ起こしのお仕事のコツがまとめてあるサイトも多数あります。
私も最初は一文一文を仕上げながら最後まで進むのが良いのか、聞き取れるところをとにかく打って、また最初に戻る方が良いのかわかりませんでした。
好みや個人差もあるかとは思いますが、経験者のアドバイスがたくさん載っているので、検索してみる価値はかなりあると思います。
さいごに
「テープ起こし」のお仕事がある程度見えてきたでしょうか?高単価だからと軽い気持ちで飛びつくと、正直大変な思いをします。
しかし、しっかりと理解し、経験者の声もたくさん目にしておけば難しい仕事ではありません。
経験を積めば積むだけ、時給はアップしますし、とても良いお仕事です。
また、スキルを身につけておけばケガや病気で外に働きに行けないときなどの収入にもなるのではないでしょうか?
とても人気のあるお仕事「テープ起こし」…初めは根気よく、その先の高収入に向けて頑張ってみませんか?
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